Rubyの実行環境構築

Rubyの実行環境(Windows版、DXRubyインストール済み)をzipで提供ています。
詳しくはRuby実行環境のダウンロードをご覧ください。

Rubyの実行環境

Rubyのプログラムを実行するためには、パソコンにRubyをインストールする必要があります。

Windows10には、Rubyをインストールするためのアプリケーションがいくつかありますが、ここではRubyInstaller for Windows(無料)というアプリを使用します。他のアプリと同様な手順で、簡単にRubyをインストールすることができます。

Macには、最初からRubyがインストールされています1

Rubyのプログラムは、テキストファイルでできています。Windowsのメモ帳でもかまいませんが、ソフトウェア開発には不向きです。プログラミングを支援するテキストエディタは有料無料を問わず多く存在します。また、その中でもプログラミングに特化した高機能エディタ(ソフトウェア)をIDE(Integrated Development Environment)と呼びます。

ここでは、Microsoftが提供しているプログラム開発環境Visual Studio Code(無料)をインストールして使います。

Rubyのインストール

ここでは、Windows10にRubyをインストールする方法を記載します。

RubyInstaller for Windowsのインストール

ブラウザでRubyInstaller for Windowsを検索して表示します(リンクをクリックしても表示されます)。

RubyInstaller for Windows

Downloadボタンをクリックして、ダウンロード画面を表示します。

RubyInstaller for Windows

画面には、WITH DEVKITWITHOUT DEVKITとあります。通常は、WITH DEVKITの方を使用します2

複数のRubyバージョンと32ビット(x86)版か64ビット(x64)版が選べるようになっています。特に指定がなければ、右矢印(=>)のついたもの(ここでは=> Ruby+Devkit 2.7.2-1 (x64) )を選択します。

[2022/06/09] DXRubyライブラリを利用する場合は、64ビットのWindowsパソコンでも、RubyInstaller 32ビット(x86)版を使用する必要があります。
また、DXRubyライブラリは、Ruby3.1系では利用できませんので、Ruby3.0系以降をご使用ください。

ダウンロードが終了したら、インストーラーを起動します。

RubyInstaller for Windows

I accept the Licenseを選択して、Nextボタンをクリックします。

RubyInstaller for Windows

Rubyは、Cドライブ直下にインストールされます。必要がなければ変更せずに、Installボタンをクリックします。

RubyInstaller for Windows

必要がなければ変更せずに、Nextボタンをクリックすると、インストールが開始されます。インストールが終了すると、次の画面が表示されます。

RubyInstaller for Windows

MSYS2をインストールするか決めることができます。MSYS2は、Windows上でUnix系ツールを利用するためのアプリで、Rubyに提供されているライブラリをWindowsで使用できるようにします。特に問題がなければ、変更せずにFinishボタンをクリックします。

MSYS2のインストール

RubyInstaller for Windowsの画面が消えると、コマンドプロンプトの画面が起動します。

RubyInstaller for Windows

特に変更の必要がなければ、キーボードのEnterキーを押すと、インストールが開始されます。

RubyInstaller for Windows

インストールが終了すると、緑色でsucceededと表示され、最初に表示されていた内容が再度表示されます([]内は空欄になっています)。キーボードのEnterキーを押すと、コマンドプロンプトが閉じ、インストールが終了します。

Rubyの動作確認

Rubyがインストールできているかを確認します。

コマンドプロンプトを起動します。起動方法はいくつかありますが、Windows10の左下にある検索窓にcmdと入力する方法が簡単です。

Rubyの動作確認

コマンドプロンプトが検索できたら、開くをクリックして起動します。

Rubyの動作確認

コマンドプロンプトにruby -vと入力して、Enterキーを押します。Rubyのバージョンが表示されれば、Rubyは正常にインストールされています。

プログラム開発環境のインストール

ここでは、Windows10にVisual Studio Codeをインストールする方法を記載します。

Visual Studio Codeのインストール

ブラウザでVisual Studio Codeを検索して表示します(リンクをクリックしても表示されます)。

Visual Studio Code

今すぐダウンロードボタンをクリックして、ダウンロード画面を表示します。

Visual Studio Code

User Installer64 bitをクリックします(管理者権限があればSystem Installerでも問題ありません)。

ダウンロードが終了したら、インストーラーを起動します。

Visual Studio Code

同意するを選択して、次へボタンをクリックします。

Visual Studio Code

インストール先に問題がなければ、変更せずに、次へボタンをクリックします。

Visual Studio Code

確認ダイアログが表示されますので、はいボタンをクリックします。

Visual Studio Code

特に必要がなければ、変更せずに、次へボタンをクリックします。

Visual Studio Code

特に必要がなければ、変更せずに、次へボタンをクリックします。

Visual Studio Code

インストールボタンをクリックすると、インストールが開始されます。インストールが終了すると、次の画面が表示されます。

Visual Studio Code

完了ボタンをクリックすると、Visual Studio Codeが起動します。

Visual Studio Code

Visual Studio Codeの動作確認

Visual Studio Code(以下VSCode)からRubyが実行できるか確認します。

VSCodeのメニューより、Terminal => New Terminalをクリックします。

Visual Studio Code

VSCodeの画面下側にTerminal(コマンドプロンプト)が表示されます。

Visual Studio Code

Terminalに、

ruby -v

と入力して、Enterキーを押します。Rubyのバージョンが表示されれば、VSCodeでRubyが利用できます。

Visual Studio Codeの日本語化

インストール直後のVSCodeは、言語が英語になっていますので、設定を変更して日本語化します。

VSCodeのメニューより、View => Command Paletteをクリックします。

Visual Studio Code

入力フォームが表示されます。

Visual Studio Code

入力フォームに、configure display loanguageと入力します。入力途中でも、下側に候補が表示されますので、Configure Display Languageをクリックします。

Visual Studio Code

入力フォームの下側に表示されるInstall additional languageをクリックします。

Visual Studio Code

左側のサイドバーにインストール可能な言語の一覧が表示されますので、日本語Installボタンをクリックします。

Visual Studio Code

インストールが開始されます。インストールが終了すると、右下側に再起動を促すメッセージが表示されますので、その中のRestart Nowボタンをクリックします。

Visual Studio Code

VSCodeが再起動され、メニューなどが日本語になっていることを確認します。

Visual Studio Code
  1. Rubyのバージョンが古く固定されているので、複数のバージョンをインストールしたり、切り替えることのできるrbenvrvmをインストールして利用します。 

  2. DEVKITなしでもRubyは動作しますが、ライブラリを利用する場合に必要となる場合がありますので、DEVKITありをインストールした方が無難です。 

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